キノコ

イグチ科
ハナイグチ
コガネヤマドリ
エゾハリタケ科
ブナハリタケ
キクラゲ科
ニカワホウキタケ
ハナビラダクリオキン
キシメジ科
アシナガタケ
オシロイシメジ
クロサカズキシメジ
チシオタケ
ツエタケ
ツキヨタケ
ナラタケ
ムキタケ
スッポンタケ科
キイロスッポンタケ
タコウキン(サルノコシカケ)科
アミヒラタケ
マスタケ
テングタケ科
 タマゴタケ
ベニテングタケ
ノボリリュウタケ科
アミガサタケ
ノボリリュウタケ
ヒトヨタケ科
コキララタケ
ザラエノヒトヨタケ
ヒラタケ科
ウスヒラタケ
ラッパタケ科
フジウスタケ
ピロネマキン科
キチャワンタケ

イグチ科

ハナイグチ(花猪口)[ヌメリイグチ属]
2007年10月13日 木曽駒荘周辺

長野県ではジコボウまたはリコボウ。 北海道では落葉(ラクヨウ)などと呼ばれる。
食毒
発生時期
発生場所カラマツ林
その他 傷による変色は見られない
コガネヤマドリ(黄金山鳥茸)[ヤマドリタケ属]
2009年7月18日 高尾山

傘と柄は鮮やかな黄褐色。傘の裏は黄色。肉も黄色。 何処を傷つけても変色性は無い。 柄は上部が網目模様。
食毒 食(煮汁が黄色くなる)
発生時期夏〜秋
その他 傷による変色は無い

エゾハリタケ科

ブナハリタケ[エゾハリタケ科ブナハリタケ属]
2007年10月6日 笠新道(北ア)

秋、ブナの枯れ木上に重なり合って発生。 香りが強いものはゆでこぼす。 笠の下面に無数の針。 きのこは丈夫で、採ってから時間がたつと部分的に橙黄色に変色する。 山の肉と称される強靱な歯ごたえが特徴。 中に白い虫が入っている物が多い。
食毒
発生時期
発生場所ブナの枯れ木上
その他 化粧品のような匂いがある

キクラゲ科

ニカワホウキタケ[アカキクラゲ科ニカワホウキタケ属]
2007年8月5日 仙丈ケ岳

食毒 不食
発生時期夏〜秋
発生場所針葉樹腐朽材、落葉
その他 軟骨質で高さ2〜5Cmと小さい

ハナビラダクリオキン[アカキクラゲ科 アカキクラゲ属]
2007年8月5日 仙丈ケ岳

食毒 不明
朽ち木に生えていた。ゼラチン質で非常に鮮やかな色。

キシメジ科

アシナガタケ(足長茸)[クヌギタケ属]
2007年12月1日 乙女峠(金時山)

[特 徴]
その名の通り、足の長いスマートな小型キノコ。

食毒  不食?
発生場所 広葉樹林(ブナ林等)内の落葉、落ち枝、古い切り株
発生時期 夏〜秋
中央部が少し突出
ひだ殆ど離生
縦線あり


オシロイシメジ[シメジ属]
2008年9月15日 富士見下林道(尾瀬)

[特 徴]
その名の通り、艶のあるような白色で独特な化粧品のような匂いがある。 傘周辺部のシワが特徴。

食毒  可食?
発生場所 広葉樹林、草地、林道端などの地上に群生
発生時期
ひだ白で密、柄に直生から垂生
白色で細長い。根もとで数本が結合して株状となる。


クロサカズキシメジ[クロサカズキシメジ属]
2008年6月14日 畦ヶ丸(丹沢)

[特 徴]
その名の通り、杯のような形(写真は幼菌?)。
根元に綿のような菌糸がついていることが多い。

食毒  
発生場所 広葉樹(ブナ等)の落ち枝や腐木
発生時期 夏〜秋
中央がへこむ。灰褐色、乾くと白っぽくなる。
ひだ垂生
ほぼ中実。ねずみ色の不鮮明な網目模様。


ナラタケ(楢茸)[ナラタケ属]
2008年10月5日 大室山(丹沢)

[特 徴]
木材腐朽菌。生きている木にも生えることがあり「ならたけ病」として時に問題となることもあり。 ラン科のツチアケビやオニノヤガラの腐生植物はナラタケの菌糸束を地下茎に呼び込んで、栄養素を摂取している。つばがないものは「ナラタケモドキ」。

食毒  食(生食は中毒)
発生場所 広葉樹の枯木や生木
発生時期
中央に細かい鱗片、周辺条線
ひだやや疎で垂生。若いと白、成熟すると褐色。
傘と同色 、下部はやや膨む。


ムキタケ(剥茸)[ワサビタケ属]
2007年10月21日 ドンドコ沢(鳳凰三山)

[特 徴]
その名の通り表皮をたやすく剥くことができる。

食毒  
注意    似ているツキヨタケ(毒)と混ざって発生することもある。
発生場所 ブナ、ミズナラ等の広葉樹の枯れ木上に重なりあって群生
発生時期 秋、半ば過ぎ
表皮表面は細かい毛を密生する。色は黄褐色のものが多いが、緑色や紫色を帯びることもある
初め半球形やまんじゅう形、後に開いて腎臓型や半円形となる
ひだ淡黄色から淡褐色で並び方は密で柄に接する部分で終わる
淡黄褐色からほぼ白色で傘の横につき、 太く短い


ツキヨタケ(月夜茸)[ツキヨタケ属]
2007年10月28日 丹沢山

[特 徴]
毒茸。ムキタケやシイタケと間違えて食べてしまうことが多い(らしい)。
  • 裂くと柄の部分に黒っぽい染みがある。
  • 柄の下にツバの名残のような輪がある。
  • 暗い場所で、ひだが青白く光る。

食毒  
注意    似ているムキタケと混ざって発生することもある。
発生場所 ブナ、ミズナラ等の広葉樹の枯れ木上に重なりあって群生
発生時期
表皮暗紫褐色から黄褐色。
半球形や腎臓型。
ひだひだは柄に垂生、白色で巾が広い。
柄の肉には黒紫色のシミがある。


チシオタケ(血潮茸)[クヌギタケ属]
2008年10月5日 大室山(丹沢)

写真のように傷つけると暗赤色の血の様な液が出る事に由来する。 写真は老菌? 夏から秋に広葉樹の朽木に出る。なかなか可憐で可愛い(?)。

ツエタケ(杖茸)[ツエタケ属]
2007年10月28日 丹沢山

[特 徴]
なんといっても地中深く入り込む根。時には数十センチになることがある(らしい)。 傘は中央が少し出っ張り、湿るとぬめりがでる。

食毒  
発生場所 広葉樹やアカマツ、竹などの林内地上
発生時期 夏〜秋
淡灰褐色から淡褐色で表面に多くのシワ。
ひだひだは柄に垂生、白色で巾が広い。
中空、細長い、傘とほぼ同色で上部はやや淡色。根は土の中に深く入りこむ。

スッポンタケ科

キイロスッポンタケ(黄色鼈茸)
2007年9月15日 権現岳(八ヶ岳)

腐朽木上に発生。非常にめずらしいらしく、各地で絶滅が危惧されている。

タコウキン科

アミヒラタケ(網平茸)[タマチョレイタケ属]
2008年1月19日 檜洞丸(丹沢)

肉ははじめ柔らかいが、その内硬くほとんどコルク質になる。柄は硬く根元が黒い。 柔らかい時は食べられるようだが、この時期では既にカチカチに硬かった。 管孔は円形から放射状に長くなる。広葉樹材の白色腐朽菌。
マスタケ(鱒茸)[アイカワタケ属]
2009年7月5日 苗場山

名前は色が魚のマスの肉の色に似ているから。 このようにまだ若く柔らかいとスライスしてバタ−炒めしたりして食べられる。 何となく鶏肉のような感じ。

テングタケ科

タマゴタケ(卵茸)
2008年9月13日 書策新道(丹沢)BR>
鮮やかな赤で非常に目立つ。頭の白いものは「つぼ」の切れ端が 残って張り付いたもの。

食毒 食、おいしい
発生時期
発生場所雑木林(菌根菌)
赤色〜橙赤色、条線
ひだ黄色、離生、やや密
黄と橙色のだんだら模様
つば柄と同色
つぼ白色で厚い膜質

ベニテングタケ(紅天狗茸)
2007年8月5日 仙丈ケ岳

ヨーロッパ童話の挿絵等に登場するお馴染みの茸。 毒、殺ハエ作用を持つのでハエ取りに用いられてきた。

ノボリリュウタケ科

アミガサタケ(編笠茸)
2008年4月26日 檜洞丸(丹沢)

[特 徴]
フランスではモリーユと呼ばれて、かなりの高級食材らしい(さしずめ日本のマツタケのような存在かも?)。
食毒 食、ただし生食は禁
発生時期
発生場所竹林や雑木林

ノボリリュウタケ(登龍茸)
2008年9月15日 長沢新道(尾瀬)

[特 徴]
可食ということだが、ちょっと...

ヒトヨタケ科

コキララタケ
2008年6月14日 畦ヶ丸(丹沢)

[特 徴]
小さくてかわいい。傘の表面はキララ(雲母)のような鱗片に覆われている。 根元にオゾニウム(菌糸塊)がある。
食毒 不明
発生時期春〜秋
発生場所広葉樹の落ち枝や腐木
もろい
ひだ暗灰色。
中空、黄褐色の菌糸塊有り。

ザラエノヒトヨタケ(粗柄一夜茸)
2007年11月3日 檜洞丸(丹沢)

[特 徴]
小さくてかわいい。
食毒 不食
発生時期春〜秋
発生場所林内、落葉上
白色〜灰色。周縁に放射状溝線あり。鐘型〜そりかえる。
ひだ白色〜暗灰色。
細く白色の微毛。

ヒラタケ科

ウスヒラタケ(薄平茸)
2008年6月8日 田代湿原近辺(新潟)

[特 徴]
ヒラタケより薄い。梅雨期から秋にかけて広葉樹枯れ木上に発生する。
食毒
発生時期春〜秋
発生場所広葉樹枯れ木
淡灰褐色から淡黄色
ひだ柄に垂生。白色に近い。
偏心性、短く殆ど無い場合もある。

ラッパタケ科

フジウスタケ
2008年8月10日 天上小屋山(南ア)

[特 徴]
ウスタケと似るが、色はウスタケの方が鮮やか。かなり大きい。 湯がいて食べる人もいるようだが、胃腸器官の中毒(成分は確認されている)を引き起こす毒キノコ。
食毒
発生時期夏〜秋
発生場所モミやツガ等の針葉樹林
ラッパ状、厚いりん片あり
ひだ柄に垂生。
淡い黄土色/黄白色

ピロネマキン科

キチャワンタケ
2009年3月1日 古下沢林道(高尾山)

[特 徴]
最初、福寿草か何かの花が落ちているのかと思ったくらい鮮やかだった。 裏に緑青色のしみが多いらしいが見つからなかった。
食毒 不明
発生時期春〜秋
発生場所針葉樹林
無し